しおり
石畑由紀子

その本を手に取るたびに
同じページばかり開いていたから
今では机に置くだけで
パラパラと そこへたどり着く

私の心の傾きが
そのまま しおりになっている





自由詩 しおり Copyright 石畑由紀子 2004-01-22 00:45:51
notebook Home 戻る
この文書は以下の文書グループに登録されています。
静けさの中の