月
快晴
午前二時
街もとっくに寝静まり
街の灯りも全て消え
まるでこの世に
自分しかいないような
恐怖
窓を開け
月を眺める
この月を今
どこかで見ているあなたと
いつか出会ってしまう
そんな気がする
その時
僕らは何を話すだろう
一人過ごした冷たい夜か
それとも
二人見つめる朝焼けか
永遠なんて
今は信じていないけど
その日まで
もう少し
生きてみようと思った
自由詩
月
Copyright
快晴
2004-01-21 20:14:31