何もない空から雨を
umineko

何もない空から雨が
そんなふうに

あなたの存在が
私のこころを濡らすから

見上げても
どこにもいない
雲の
かけらも

だけど

私にだけ感じる声で
あなたを
想うよ

何もない
愛かもしれないけれど
わたしが
生きる

その先々で

あなたを
きっと感じるだろう

何もない空から雨を
降らせる

私は




自由詩 何もない空から雨を Copyright umineko 2005-12-15 14:29:44
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