言霊
一代 歩

言霊は無色透明たどりつくところによりて色を変えゆく

雑然とした日々のこと雑踏の中に紛れて目を閉じないで

ありのままそのままでいい君の目はくるっていない間違ってない

戦場で逃げ惑うひと向かうひとその足元に逃げられぬ花

溜息も白とわかってしまう夜はホットミルクで誤魔化す師走

眠る前怯えた闇も朝の陽がそっと連れ去り置き換えた夢


短歌 言霊 Copyright 一代 歩 2005-12-05 22:41:44
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