ポエムの国
モリマサ公

お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない


戦車をのりもののようにのりこなし
家族にかいた手紙たちはかぜにとばされ
そらというのはなまえのないどこかとおい場所になった


愛とか平和
狂気と平等


せかいはひかっていて柔軟です
わたしたちは宇宙とかかぞえてるみたいにおろか
ちへいせんにむかって
いやしいコトバとかぽいぽいなげて
よるがくるとひんやり輝く星みたいに
さみしい


自由詩 ポエムの国 Copyright モリマサ公 2005-12-01 17:34:06
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