恋枯し
一代 歩

炎抱き天に向かって捧げんと燃えて散りゆく桜木並木

ただ青いただただ青い空に合う赤を散らせて木枯らしが吹く

舞い落ちる火の粉に巻かれここでなら秘めた想いを一人言ちても

振るうこの葉の数ほどの後悔をしてきたかもと幹をみつめる


短歌 恋枯し Copyright 一代 歩 2005-12-01 16:43:59
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