いぶいぶ
あとら

もしも
あのとき
楽園にいたのが
いぶと
いぶ
だったなら
僕が
こうして
アップルパイを
食べることは
できなかったのだ

ナイフを手に
血が滲む
背中に生えた
角を隠す





自由詩 いぶいぶ Copyright あとら 2005-11-30 01:44:35
notebook Home