悪夢

午前四時の境界線で
起きながらにして
幻想を見る

朦朧としながら
その目に浮かぶのは
白い暗闇

理由も無く心地良いその場所では
発想は尽きず
狭い価値観も
放射状に広がっていく


そうこのまま
そうこのまま
感覚だけで生きて行きたい と
思う

思った瞬間に
それはただの眠れない夜明けに取って代わる


今日も明日は来ない


自由詩 悪夢 Copyright  2005-11-30 00:30:09
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