空はいつも優しい

曇り空を見るといつも
全てのことを正当化してしまえる
気になるけれど
その度に
雨が降ってくる


言葉は便利で
音楽は優しく
都合のいいお話は
いつだって楽しい

でも残念ながら
それを食べて
生きていくことはできないようで



間違っているだろう
昨日も
一昨日も
そのずっと前も

言い訳のたね たくさん拾いすぎて
育った花が すべて隠してしまうけれど

この先も
間違ってしまうだろう
明日も
明後日も
未来とかいう日も



だから今日は
何ひとつ持たずに
外を歩かないといけない

ただ疑いようも無い
青空が広がることを 願って



自由詩 空はいつも優しい Copyright  2005-11-25 00:47:53
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