LA CHASE DU PAPEを飲む間に
一代 歩
記憶さえなくすほど酔いたくなって赤ワインに手を染めし吾
法王の小箱と名づけられし酒とりあえず買い駆け抜ける帰路
滲む赤アルミの蓋で指を切り思い浮かべる最後の晩餐
この酒を飲み干すために用意したカマンベールチーズとともに
半分弱までやっとたどり着き味方のチーズはあとふたかけら
晩餐が戦いの色帯びてきて最初の目的さえも忘れた
駄作でも自由に詠めと吾に託す。課題、伸ぶ羽、水を得ている
ワインならクラシックが合うとみて流しているはフジコ・ヘミング
酒に酔い脳が揺れてる感触に救われている。君が遠のく
フルボディハーフタイムで完敗すそれでも満たされ眠りに落ちる
目的は君を忘れることでした果たされたのかわからなくても
傷口が開いたらしく血が滲むこれと君とは関係はない