彼岸花(孤独について)
からふ
放課後
教室の姿は冷たく
外では膨大な量の赤色が沈みかけているというのに
君は呟くように危ういねとだけ笑いかけるので
ぼくはそうだねと言って微笑むしかなかった
花瓶の中で枯れてゆく君を見つめる
ぼくは一人だった
自由詩
彼岸花(孤独について)
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からふ
2005-11-21 23:25:46