家族の一生
あるふぁ


周辺部から凍った窓ガラスの中心付近だけから
 おぼろげに見えるような暖かい部屋の中に
 私が居て
 娘と息子が居て
 そして妻が居た

 何年前の、いや
 何十年前の光景だろうか、これは・・・

 家族にも一生がある

 最後は散り散りになり
 消えていく
 寂しさ



自由詩 家族の一生 Copyright あるふぁ 2005-11-16 21:35:37
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