手放した
浅野 すみれ

画用紙にピンクのクレヨンで描いていた。
好きな音がたくさん詰まっていた。
周りが全てキラキラして見えるから、
墨で塗りつぶした。
眩しすぎて、目が痛いんだもん。

もう、わたし一人でだって、歌えるんだわ。
中学生の時に来ていたジャージを着てても、
輝いて見せるわ!


自由詩 手放した Copyright 浅野 すみれ 2005-10-23 04:42:35
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