月
こむ
ふと 夜に出れば
中天に 月 あかるく
なおなお 夜 くらく
また 夜 さむく
何者が 見上げる月か
何者を 照らす月か
一度だけの いのちが
それでも ここで
どこにやりようもなく
つづいている
自由詩
月
Copyright
こむ
2005-10-23 03:03:32