逆らう
砂木




しつづけた お祭の
後は 返されるだけの 暮れ

頬に かかる 雲の影は
冷たいの?

吐息 途絶えた

夢と 簡単な呼び名
つけて 恥らわなければ
いけないような

指から 消えていく
視線 の中に
つかまらせて

どうか
どうぞ

なじめない
けど まだ

避けたくもないんだ
空 よ




自由詩 逆らう Copyright 砂木 2005-10-14 19:39:26
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