落ち葉と共に恋が散る
いとやん

夏の緑は儚く
 落ちて土に還っていく
なぜかそれが愛しく
 ずっと見つめていた

空しくも散り逝くそれら
 ぼくを映している

果てしなくあなたは遠い
 思いだけを風に乗せて
ゆらりゆらり届けばいい
 そんなありもしないことを
 夢想してはますます恋しさは募っていく
 
この恋もまた
あの恋もまた
 散り逝く   空しさと涙を残して・・・
曇り空から
追い出された
 ナミダも   ぼくと共に還っていく・・・






自由詩 落ち葉と共に恋が散る Copyright いとやん 2005-10-05 18:03:23
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