モルテンに恋して。
仲本いすら


トムテ トムテ トムテはどこだい
ボクを小人にしてしまった トムテはどこだい。

まるであの ニルスのような
ボクはスウェーデン生まれでもないのに

怠け者で めんどくさがりで いたずらっこ
そこまで共通しているんだ

あとは モルテン
モルテン、キミがいてくれればいいだけだよ

トムテ トムテ トムテはどこだい
ボクを小心者にしてしまった トムテはどこだい。

まるでかの ニルスのような
ボクはクリスチャンでもないのに

ああこんなことなら もっとキチンと
いまさら後悔している

あとは モルテン
モルテン、キミがいてくれればお話は始まるんだ
ああ、モルテン。

コインを拾うことも 呪われた町も
ハムスターの友人も やっと家に帰れる喜びも

ああ、モルテン
どこへいってしまったんだろう、モルテン

キミがいないと 始まらないんだ。

ボクの 不思議な旅が。



自由詩 モルテンに恋して。 Copyright 仲本いすら 2005-10-02 18:14:02
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