夢ごこちの昼下がり
炭本 樹宏

 重い体をひきずって
 約束どおり
 旅にでよう

 穏やかな風がふき
 暖かな日差しを浴びて
 一人で旅にでよう

 しがらみを全部
 ごみ箱に捨てて
 遠くまで飛べる翼をつけて
 空高く舞いあがろう

 透き通る空
 爽やかな気分

 夢がつまった宝箱を
 懐に抱えて
 鳥達と戯れよう

 こんな妄想が
 浮かんで消える
 ささやかな秋の昼下がり





自由詩 夢ごこちの昼下がり Copyright 炭本 樹宏 2005-09-29 12:10:54
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