見下す

体は地面の上を這いずりながら
目玉だけが空に浮かび
角度をつけて
全てを見下している

視線と思考はつながりながらも
どこかでその一致を恐れ

もがきながら空に手を伸ばして
元に戻そうとしている
人を正面から見たいと
願っている


自由詩 見下す Copyright  2005-09-26 15:53:24
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