散歩
知
お散歩に行きましょう
今日も歩けるしあわせ
草の香りが立つ道を
踏み歩いて
香りをすぅっと
吸いこむと
幼い私と手をとる父
横を歩く
いつか
子供に私は話す
父と手をつないで歩いたこと
私の目を
じっと見つめる
その子の
目のなかで
父と祖母が
手をつないで歩いている
お散歩に行きましょう
今日も歩けるしあわせ
草の香りが立つ道を
踏み歩いて
踏み歩いて
自由詩
散歩
Copyright
知
2005-09-18 16:42:13