くり 坊 。
すぬかんながぐつ。
ちいさな坊也がいました。なまえをくりといいました。くりはおかあさんがだいすきでした。くりはどんなときでもおかあさんの側をついてまわります。おかあさんはいつもわらっていました。あるとき洗濯物がかわきました。おかあさんはくりにとってちょうだいといいました。そのときちいさな悪魔媚びとがまどさんから。はいってきてくりにささやきました。
チョコレートをあげるから、と。くりはチョコレート。がかあちゃんのつぎにすきだったので 一瞬どぎまぎしましたがつばをのみこんでああん。いーえ。をしました。
くりはだいまんぞくでした。あくまさんをやっつけたのです。父チャンのかたきがうてる。かあちゃんの仇がうてる。
おおきくなったくりはちいさなうつくしいびじょに恋をしました。
うつくしいびじょのいのちをたすけるにはあくまさんに命をうらなくてはならないのです。
くりはかあさんにききました。僕どうしたらいいの。かあさんはわらってくりにくちづけしました、くりおまえのすきなようにおし。ただしとうさんはそれで死んだんだよ。
くりは悲しくなりじぶんのすきな桜の木にそうだんしました。桜はとうさんの木です。さくらは父さんにちょくせつ聴いてご覧といいましたくりは暗いほしをみあげるととおさんにいちどもあったことのないとおさんにききました。
とおさん。ヨノナカデいちばんたいせつなものってなにそれはおまえだよトとおさん星がコタエマシタ。泣いてしまった くりはさいごにかみさまのところにかけつけましたかみさまはわらっていいました。ヨノナカデいちばん大切な物は やっぱり おまえだよと 。ほしが ふりました 。 びじょは なきました 。そのときくりはわかったのです 。答えが 。そしてくりと びじょは 死にました 。 おしまい