VooDoo Jungle
恋月 ぴの
しどけない姿で
君はうっすらと頬を染め
あられもない姿で
君は左手を背もたれに預ける
横顔はうつらうつら
淫靡な夢に眼差しは宙を漂い
噎せ返る密林のざわめきは
VooDooの魔笛
あれは羊歯の病
僕は君への思いに身を焦がす
あれは恋への憧憬
君の心を我が心の内に
密林の長い舌は君の意識を弄び
夢から目覚めても
そこは夢の中
何時抜け出せるやも知れぬ
淫靡な夢の絶え間ない連鎖に
熱い樹液は首筋に滴り
ねとり樹液は滴り落ちる
自由詩
VooDoo Jungle
Copyright
恋月 ぴの
2005-09-11 17:05:52
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