三架月 眞名子

蓮の花 庭で静かに 散りぬるを
      かくも美しき ものぞと 眺むる


死に人の 紅き血を吸い 染まりゆく
       桜の悲しみ 色にあらわる


純潔と 名づけられた 白百合は
       言葉の重さに 絶えれずに散る


梅雨のころ あちこちそちに 移りゆく
       私の心 紫陽花のごとし


減らず口 虚勢強がり 一匹狼
       そんなあなたに 竜胆を重ねる






*花言葉などを参考にしていたりします。気になったかたは調べてみてください。






短歌Copyright 三架月 眞名子 2005-09-07 17:26:49
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