夏を惜しまず
銀猫




風が雨を含んで
空色は薄墨模様


少し、
あと少しと待っていたら
わたし
咲きそびれたらしい


今から夏を追いかけて
間に合わぬなら


誰に囁くこともなく
この秋雨に
紅を濃くして
きっぱりと咲こう


今から


携帯写真+詩 夏を惜しまず Copyright 銀猫 2005-09-04 21:36:00
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