少女タオに捧ぐうた
第2の地球

少女は道を見ていました
まっすぐな瞳がまっすぐな道とぶつかると
きしきしと
痛む音が道の上を流れました

少女は道を行きました
はじまりがおわりに続いていたけれど
躊躇することなく
少女は行きました
きしきしと
道が伸びていくのに
躊躇することなく
少女は

少女はふと立ち止まりました
道は弧を描きました
生まれては死んでいくようにと
道は少女を包んでいきました
それはただ愛とだけ呼ばれてしまったけれど
生まれては死んでいくようにと
少しだけ哀しい音色で呼ばれてしまったけれど

それからというものの
全ての迷うものたちに
少女は道しるべとなりました
まっすぐな瞳が
少女の誇りでした
それは
道の憧れでした

続く道の名は少女タオ

少女タオに捧ぐうた


自由詩 少女タオに捧ぐうた Copyright 第2の地球 2005-08-26 23:12:26
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