銀狼
umineko

ジ 
ジッ と

命の 焦げる音がする

紫の
灯りに誘われて


やさしさは
銀の
電熱線だ

あなたに
触れて

私は
終わる

小さく
音を立てながら


それでも
夜を迷わずに

まっすぐに 飛べ

命を


ジ 
ジッ と

何かが 終わる音がする

 



自由詩 銀狼 Copyright umineko 2005-08-26 09:17:08
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