43カーブ夜
チQ

底に黒の浮かぶ雲
ちぎれてはくっついて
根は張り巡らされ 点 点
と灰バラ散り濁り無くす
夜の+22℃ 青看板 風が
右をすり抜けながら
向こうの橋の向こう
遥か遠くに家

帰るのに足だけでは
辛いなら明けぬ筈の
ないこれからを今どのように
どのように
並びながら
黒いソファ黒いソファ
黒いソファ
向かって黒いソファ

ひとりあそび

踊りすぎて酒を注文
するのも億劫な
座り足組みな痺れ

ああああ
自動書記するべからずの
冷めよるに依る
ひとつに慣れる


自由詩 43カーブ夜 Copyright チQ 2005-08-22 14:58:52
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