ぱいんぱいんパイン
ふるる

ぱいんぱいんパインは明けの明星に向かって
「ていや〜」
と自分を投げつけた

星はつかまらず
ぱいんぱいんパインは
「ぱいんぱいん!」と明け方の空をぶっ飛んでいった

ぷるんぷるんプルーン
窓辺でその瞬間を目撃
興奮して身震い
「ぷるんぷるん!」
「ああなんて素敵なの。ぱいんぱいんパイン様!」

そのままパインの後を追っかけてぶっ飛んでいった


翌日から
空には黄色いドーナツ型の何か
紫の楕円形の何かが
寄り添って浮かんでいる

誰もが小首をかしげるばかりだ


自由詩 ぱいんぱいんパイン Copyright ふるる 2005-08-09 13:49:41
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