呼吸の永住
こしごえ

ふふふっ
気が狂れたかのよう
真夏
圧縮される
熱気にしぼむ
しぼむ沈殿

触れた目差
冷たく遠く
一時ひととき 水面をみあげるよう

腫れた
光に色も絶え絶え
ことばなく
ふとよぎる沈静の過程

息をしたい

視界をさえぎる
連鎖の加速に
浮上してゆく呼吸


自由詩 呼吸の永住 Copyright こしごえ 2005-08-05 11:46:06
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