ポップ、ステップ、シュガー
ピッピ

ティーンエイジャーの国境線越えたら
とびはねた言葉が口から出なくなっちゃった
もっとね
頭おかしい子でいたかった
授業ではきちんと正しいことを教えてくれて
それはそれとして頭おかしい子でいられたのは
ある意味素晴らしいことだったのよね
正しい世界と
自分の世界は全くちがう
全くちがう
自分の内包するものが
全部正しいなんて思い込んでる人は
多分いないんじゃないかなーと思うんだけど
だってしょうがないよ
打ち消されていくんだから
それでも
あっちにいた時は全部が全部正しかったから
暴発ばかりだったね
死んじゃった人もいるのかな?
生き返るようにできてるけどね
勝手に傷ついて
そうしたら勝手に傷ついた言葉が出てきて
勝手に出てきた言葉に勝手に陶酔して
それで他人を傷つけちゃうんだから
ハッピーな世界だったよ
今そうはいかない
というかいけなくなっちゃった
空を塗るのに
ピンクの絵の具が出なくなっちゃった
そんなのいくらでも可能なのに
いくらでも可能なのに
あーあ
特別でいることが
普遍的だなんていうことは
なんて普遍的なんだろう
バイバイ嘘つきな世界
これから会社に行ってくる


自由詩 ポップ、ステップ、シュガー Copyright ピッピ 2005-08-04 22:57:26
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