嘘の細胞
こしごえ

(〜イキル事など オシマイダ〜)

(〜イキル事など オシマイダ〜)



己の深淵しんえんに 浮かぶ銀河は次元の彼方


独りのものには

花火の音で事たりる

花火の音にカラダ響いて

己を知った闇の星




祭りのはやしを遠くにきいて

土産みやげのおこのみ断って

T.v  画面にムシムシ謡い

それで満ちたつもりの灰の薄れ日




酔いに巻かせて影躍らせて

蚊取り線香 渦まかせ

螺旋の煙に雷火がはしり

ムシ のカラダはと けて散る





          
個人サイト「As H System」
              詩集「遺伝子」掲載



自由詩 嘘の細胞 Copyright こしごえ 2005-07-12 11:04:01
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