可哀草〜カワイソウ〜
天使

哀しげに咲く花の花びらが散っていく
可哀草の花びらが散って、葉だけ風になびいて・・・。
指で触れただけで、散ってしまう可哀草。
あまりにも弱くて「カワイソウ」と人々に言われその名がついた。
風で揺れる葉は、花びらにあたってゆく。
自分で自分の花を舞い散らしてゆく。
哀しげに咲く花。
鳴り響く風の音が 花びらを散らしてゆく。
紫色の花びらが舞う・・・・
可哀相に哀しげに散ってゆく花びらを
「きれいね」と子供が笑ってみてる・・・
「きれいだね・・・。」
そうだよね・・・
可哀相じゃないよね。
最後の姿だけでも、きれいって言われるんだから・・・・


自由詩 可哀草〜カワイソウ〜 Copyright 天使 2005-07-11 15:55:06
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