ごうまん
八月のさかな

しろとくろ
きみが名づけたイタミはそれだ
不安になったらこれを読めばいい
痛くなくなるおまじない

しあわせにしたい、なんてごうまんだ
人は他人がおもうより
ずっとつよいいきものだ
そう、だから足のうらがわの
弱さをことさらにみせつける

そうしていつか気付くんだ
ひとは自分がおもうより
ずっとよわいいきものだ


自由詩 ごうまん Copyright 八月のさかな 2005-07-04 11:56:38
notebook Home 戻る