浴する
こしごえ

ただひとつの
重力をはらんだ
かたむく裸身
皮フの曲線を
記憶しながら流れていくシャワー
よこしまをすべりおちる断片の…
純粋
…思欲のふくらむ三つ首
まだ虚ろがれていたころ
吐かれた息は青青と茂り
空を映していった
 消えて。消えて。とけて
だれひとり
滅びる その日を望まず?
ゆられながら引かれてゆく
核へ


自由詩 浴する Copyright こしごえ 2005-07-02 11:36:00
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