常夜灯
043BLUE


空から
ぶら下がっている

スイッチの
紐を

一緒に
引こう



月が
常夜灯の
ように

琥珀色に光って

僕たちの
最期を

しばらく
映し出した



蓄光された
紐は

だんだんと
見えなくなり

もう、
分からなく
なってしまった



あぁ、

この世界が
暮れてゆく


自由詩 常夜灯 Copyright 043BLUE 2005-06-26 20:46:15
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