季節巡り
紫音
手をつないだそのむこうに
遠く手招きする君がいて
急かされてる
君の手が背中を押して
前へ前へと
歩みを速める
そういえばもう
桜も散ってしまったのだけれど
ボクは桜の青い葉が好きだから
時計の針を戻さない
青い春が過ぎて蒼い夏へ
ボクたちは明日へ向う
綺麗でも華麗でもなく
ただ生きていく
向かい風に手を伸ばして
自由詩
季節巡り
Copyright
紫音
2005-06-25 23:59:09
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