夢を見た
チアーヌ

アパートの階段を
上がろうとして
あなたの部屋は
2階の真ん中あたり
これは夢だ
そう思いながら
わたしはドアを開けずにいられない
小さな1口コンロで
焼きそばを作った
火力が弱いから
あまりおいしくないんだ
小さなカラーボックスに
並べられてる本の背表紙も
順番に言えるよ
窓の外に出された洗濯物
あなたのトランクスの柄まで
覚えてる
風が吹いてる
なぜかな
もう忘れたいんだ
もう忘れたいのに
わたしは
ずっと泣いているような気がする


自由詩 夢を見た Copyright チアーヌ 2005-06-24 00:06:33
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