エム・アイ・シー・イー、わたしにはそうおもえる
渡邉建志

太陽がまわってる。
添い寝していたんだ。
歌っている君がいたんだ。
「バイ・バイって言ってよ。バイ・バイって言ってよん。」
僕は思った、覚えておかなくちゃ。
君の顔をコラージュして、悲しそうでも楽しそうでもない、
シンプルで感じのいい顔として。
王女としてか、存在しないマオ嬢としてか。
少なくともシステマティックな警察に捕まらないように。
それでもファンタジーはいまやチェゲバラを追いかけて見かけとは違うものになってる。
見えているのは消滅した、わたしたちのエム・アイ・シー・イー。
わたしにはそうおもえる。


未詩・独白 エム・アイ・シー・イー、わたしにはそうおもえる Copyright 渡邉建志 2005-06-19 02:43:54
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