夏の日(because)
tonpekep
思い出が居眠りをしているのでした
今日も少しづつ暑くなりそうな感じがしています
揺すって起こそうかと思いましたが
そのままに
夏 それぞれの葉が今にも喋り出しそうな
明るさの中で 震える肺がありました
もう随分前に死んでしまった
あの子を思い出しているのです
わたしの髪の白くなった処に
あなたの記憶が住み着いています
手を振っている処から
わたしはあなたを捜せないでいるのです
思い出が居眠りをしているのでした
わたしも随分
もの思うことが苦手になって
ときどき詩を書いていたりするのですが
午後になれば
居眠りしたりするのです