言い訳
tonpekep
さらさらと さよならが ながれて ゆきますから
わたしは手に掬ってみるのです
手に掬いますと さよならは さらさらと
さらさらと 儚くも消えてゆくのでした
夏の
陽は さよならの中で
涙を流していたり
するのです
ああ だけども さよならの側では
ラガービールは
とても とても よく冷えているのでした
さらさらと さよならが ながれて いく前で
わたしは さよならに 言い訳をするばかり
さらさらと さよならが ながれて いく前で
自由詩
言い訳
Copyright
tonpekep
2005-06-11 20:11:02