ノート(けだもの)
木立 悟
白の白からはじまる声
ゆるくほどける水の鳥
ひろくとどまる陽の光
町に渦まく影を着せる
散る鳥 生まれる鳥の中心
人と機械の目のなかでさえ
生きた絵のように咲きひらき
繰り返し繰り返し鳴りひびき
多くの空のひとつから
したたる光の傾きから
次の町へと去る者の背に
はばたく耳に降りそそぐ
朝は けだもの
空の けだもの
未詩・独白
ノート(けだもの)
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木立 悟
2003-12-04 23:56:41
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