たもつ

夜が街を歩いている
きらきら きらきら
瞬く星や月を身にまとって
夜が昼間の街を歩いている
きらきら きらきら
なんとゴージャスな
きっと昼食もゴージャスに違いない
誰もが夜に注目していたが
人殺し!
突然の叫び声が街中に響いて
みな電柱のように目を瞑ってしまった
そっと目を開け辺りを見回すと
もう夜になっていた




自由詩Copyright たもつ 2005-06-08 16:03:16
notebook Home 戻る