幸せ探し
KEIKO

泣き疲れて眠ったあの頃は
毎日のように
言葉が溢れていました
書いても書いても
止め処なく
涙の数だけ溢れてきました

いつの間にか涙は止まりました
彼方が傍に居てくれたので
また、幸せを見つけました
でも、何故でしょう
言葉まで止まってしまいました
考えても考えても
思い浮かばず
書いては書いては
失望にうちに消えていきました

あの頃、彼方はいなかったけれど
言葉に包まれていました
結局私は無いものねだりだったのでしょうか
そう言われようとも
私には耐えられないのです
言葉の生めない生活には
たとえ
彼方のない生活には耐えられても


自由詩 幸せ探し Copyright KEIKO 2003-12-03 23:26:56
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