春よ来い
秋葉竹




三月のやまぶき色の花畑
なおせない炬燵
まだ必要な朝晩はつづいていて
早い朝にスーッと息を吸い
家路の夕べにハーッて息を吐く

朝日と夕日の色の違いが
それでもあるのはどうしてだろう

三色すみれの花言葉
それが『わたしを想って』だからか

むかしながらの洋食屋
よくランチでカレーを食べた「吉田屋」
黄昏にだいだい色に染まって
あたたかげで懐古的で

違うか
僕のこころが寂しいからか

寂しさも忘れながら
埋もれてゆく
日常のよしなしごとに


春よ来い春よ来い
夜よ
早めに寝てしまい
あすこそ春をつれて来い








自由詩 春よ来い Copyright 秋葉竹 2026-03-10 15:06:02
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