春よ来い
秋葉竹
三月のやまぶき色の花畑
なおせない炬燵
まだ必要な朝晩はつづいていて
早い朝にスーッと息を吸い
家路の夕べにハーッて息を吐く
朝日と夕日の色の違いが
それでもあるのはどうしてだろう
三色すみれの花言葉
それが『わたしを想って』だからか
むかしながらの洋食屋
よくランチでカレーを食べた「吉田屋」
黄昏にだいだい色に染まって
あたたかげで懐古的で
違うか
僕のこころが寂しいからか
寂しさも忘れながら
埋もれてゆく
日常のよしなしごとに
春よ来い春よ来い
夜よ
早めに寝てしまい
あすこそ春をつれて来い