グーチョキパーる
洗貝新
僕が『詩の入門』という講座で短期間講師をするハメになったときのこと。
~先生!先生って、アレじゃないよね。?。
数少ない受講生の中で、唯一制服姿の女子高生がハッキリとした口調で聞いてきた。
~アレって、何ですか?
僕がそう聞き返すと、
その女子高生は躊躇わずに言い放った。
~オカマよ。ゲイよ。ホモのこと。
ちょっと引いてしまったが、苦笑いを添えてすぐに応えてやった。
~ええ? もちろん違いますよ。 僕はどちらかといえば女性オンリーだから
その女子高生は安心したように話を続けました。
~ワタシね、最近になってネット詩をより深く見つめようかな、って、
現代詩フォーラムとか眺めてみてるんだよね。
でね、そこに書き込まれてくる田中宏輔さんって詩人の書くものがよくわからなくてさ、
彼、なんかホモらしい人のようだけど、すごく人気もあって、
でもワタシにはその良さがわからなくて、引用されてる詩人のこともよくわからないし、
なんでいいのかもわからなくて、特に生理のときなんか、血が退いちゃうくらい悩ましいのよね。
先生は彼のことよく知ってるんでしょ? 洗貝新だから…
僕は少し時間を置いて考えた。
~実は僕にもね、ハッキリとした答えはないんだけど、
万太郎くんがね、
これはいま現代詩フォーラムで鏡ミラー文志と名乗ってる書き手の一人だが、
知ってるよね、豊島園を永久追放になったことのある人物だ。
その彼がね、一度田中宏輔を真似て一人芝居をしたことがあるんだよ。
新宿にある地下の小さな劇場の舞台でね。
ストーリーは荒書きだろうけど、ほぼ即興の演技で語って見せたんだよ。
そのときの彼は自分本人と、もう一人が田中宏輔氏になりきって、
まるでジギーとメイドのように振り分けてたかな。
彼本人はゲイバーのマスターでさ、そこの常連が田中宏輔氏って設定なのよ。わかるかな?
その会話が途切れ途切れだけど、超エロゲーエロス感満載でね、
お尻を突き上げて、ワタシが、アナルであなたはオナラとか言いだすもんだから、
もう臭くて臭くて、その演技がだよ。
挙げ句の果て、万太郎と田中宏輔今日はどっちがハマり役かあ~ジャンケンポンプ!
とか両手使って指先でカタチ作るもんだから、
僕もとうとう想像して勃起したりして、笑だね。アハハ
~先生!洗貝先生ちょっと、いいですか?
先生、 あなたはどちらの側なんですか?
ワタシ、実はバイセクのファビュラスにハマって悩んでいるんですが…
※これは全てフィクションです。