おならうた
鏡ミラー文志
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
偉大な文豪小説家
或る日、五月の雨の中
得意のペン先尖らせて
魅惑の名文閃いたと、ポンと膝打ち肩慣らし
お決まりのポーズを取った瞬間
ー
ー ー
ー ー
… ー ー
ー ー ー
ー プ
っと、スッキリしたあ!
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
イケメンテレビの俳優さん
ウキウキ九月の山の上
汗かき拳を握りしめ
最高のショットが決まったと、トンと肩下ろし
素に戻った瞬間
ー
ー ー
ー ー
ー
ー
ー
ス
っと、サッパリしたあ!
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
怖くていかつい大統領
爽やか四月のパレードで
とびきりスピーチ決めてみせ
どうだいオイラはと、ホッと足下り
椅子に座った瞬間
ーーーーー
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ーーーーーー
ブーーーーーー
っと、バキュームだあ!
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
見栄を張って張って張って
胸を張って張って張って
ー
ー
ー
ー
ー
ブー
見栄を張って張って張って
胸を張って張って張って
ー
ー ー
ー ー
ー ー
ー ー
ー プー
どれだけ知恵を絞っても、オナラブー
どれだけ頭捻れど、オナラブー
或る日、悩まし女の子
三月乙女を愛でる日に
自作の恋文読み上げて
嗚呼悲しと、ボソッと涙し
顔を上げた瞬間
ッ
ッ ッ
ッ
ブリッ
と、カレーの匂いだあ!
どれだけ知恵を絞っても、オナラブー
どれだけ頭捻れど、オナラブー
頭賢し、名探偵
お芋の美味しい十月に
今日も得意の名推理
真実突いたし、ズバッと解決!
犯人を睨んだ瞬間
ー
ー
ー
ー ー
ー ー
ヌー
っと、おっと、しまったあ!
どれだけ知恵を絞っても、オナラブー
どれだけ頭捻れど、オナラブー
モテないクラスの男の子
太陽ギラギラ八月に
私の人生真っ暗暗
もうダメだと、ウエッと吐き気を催し
目を伏せたその瞬間
ー
ー ー
ー ー
ー ー
ー ブホー
ー ー
ー
っと、尻の呻きだあ!
どれだけ知恵を絞っても、オナラブー
どれだけ頭捻れど、オナラブー
芋を食って食って食って
お腹張って張って張って張って
ッ
ー
ー
ー
ッ ブー
ー
ー
ー
ピョー
芋を食って食って食って
お腹張って張って張って張って
ー
ー
スー
ピー
ッ ー
ー ー
ー ー
ー
っと、毎日がスペシャル!
おしまい。