不調が普通
花野誉

首がやたら凝って
ぐるりと回す

絶好調の日など
そういえば
そんなにない

夜中は必ず目覚める
本は読みづらい
夏に痛めた腰は不完全

不調が普通
なにかしら
 携えながら生きる

受け止めきれない女が一人
私を産んだ人
可哀想なひと

きっと もう
私も妹も父も
誰も 心に入れない

そして私たちも
彼女が誰なのか
いつか
見失ってしまいそう














自由詩 不調が普通 Copyright 花野誉 2026-01-21 15:39:05
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