つながる
捨持

あなたがぽつんと世界のどこかで足が触れているその大地
ゾウがどかんとどこかで足をならしているその大地とつながる
鳥たちが支えあって触れている道とつながる
耳を澄ませば 私たちが触れ合っている音も聞こえる

たぶん 遠くに行ってしまって見えなくなるものは
あなたのやさしさの細部と私たちの距離だよ

思わす足で土を蹴る
足の裏のわずかな土の感触を
誰のものでもなく私のものへと


自由詩 つながる Copyright 捨持 2005-06-04 21:04:25
notebook Home 戻る