カワグチタケシ

過ぎていく時には声がない
つかみかけるとすりぬけていく
ゆるやかな流れは音を立てずに
木漏れ日の通路を通り過ぎていく

だがしかし、俺たちがここにいるのには
いつだってわけがある
まだいくつか学ばなければならないことがあり
よるべき何かをさがしている

そんなある夜
螺旋階段を昇って
その男はやって来る

ジュテーム・モワ・ノン・プリュ
愛している、俺は愛していない
それは声だった、そして


Contains samples from A.Morissette & S.Gainsbourg

 


自由詩Copyright カワグチタケシ 2026-01-12 22:13:27
notebook Home