われ思うゆえに
杉原詠二(黒髪)
アリやカブトムシは
内部で何かを
つぶやいているのかもしれない
静かな
アリ
カブトムシ
心ははかれねども
その内には必ず思いがある
なぜなら
存在には
思うことが
要るから
現存在を
投企できるのは
生命だけである
アリもカブトムシも
己の命を
他の仲間のために
投げ出している
そして現存在として
世界を
理解している
生命ではないものたちも
法に従うことで
現存在として
立派に世界の一部となっている
自由詩
われ思うゆえに
Copyright
杉原詠二(黒髪)
2025-12-30 15:27:32